西部地区にはラルモニルハット(Lalmonirhat)を中心とするメートルゲージの路線網があります。これがパルボティプールで広軌の本線と交差します。地図上では直角に交差しているので立体交差があるのかと思ったら、なんと異ゲージの平面交差でした。

ロングプール(Rangpur)から西へ進んできた線路は南へカーブして、パルボティプール駅の東寄りにあるメートルゲージのホームに入ります。ディナズプール(Dinajpur)へ行く列車はここでスイッチバックして広軌の本線を斜めに横切っていきます。本線を渡り終わったところでメートルゲージが再び分岐して、その一方が北行きの広軌本線に合流します。ここからソイエドプール(Sayedpur)まで15kmの間、3線軌条が続きます。

ソイエドプールは鉄道の街です。何もなかったところに鉄道の工場が出来、そのまわりに労働者が集まって出来た街です。3線軌条は、この工場にメートルゲージ車両を引き込むためのものなのです。したがって、メートルゲージから営業列車の乗り入れはありません。特殊な線路は保守が難しいのか列車の揺れがひどく、インターシティも速度を落として通過します。ソイエドプール駅に隣接して、煉瓦造の大きな工場があります。いくつにも枝分かれした引き込み線には2種類のゲージが入り乱れています。下車して探訪できなかったのは心残りです。


(補足)パルボティプール駅
単純化するとこんな感じです。
至ディナズプール
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パルボティプール駅 / →北
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至パクシー =====≠===≡≡≡≡ 至ソイエドプール
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 ̄ ̄ ̄ ̄\
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至ロンプール
=ブロードゲージ
―メートルゲージ
≡3線軌条
3線軌条というのは、軌間(レールの幅)が異なる2種類の車両を1つの線路に通すために、片側を共用として3本のレールを敷設した線路です。日本では箱根登山鉄道の小田原・箱根湯本間が有名です。山形新幹線にも一部で3線軌条があります。