4.車両

 全線非電化ですが、蒸気機関車はもはや残っていません。電気式ディーゼル機関車が使われています。効率は悪いですが壊れにくく整備が簡単なので途上国向けといえます。
 ブルーの地にクリーム色のラインが最近のBRカラーです。
 ラジシャヒ駅で出発を待つ間、先頭の機関車を見に行きました。車齢30年のカナダ製機関車でした。3軸+3軸の合計6動軸ですが、よく見るとモーターが一つ足りません。機関助手のおっさんと話しました。「なんでモーターが1つ少ないの?」「修理中だよ」のんきなことです。「パワー出るの?」「問題ないね。国はどこかい?」「日本」「前は日本のヒタチの機関車があったけど、オーバーヒートが多くてね、気候に合わなかったんだよ。」
 そういえば、94年にはダッカで日立の赤い機関車を見たことがあります。日本製だから性能がいいのだろうと思っていたら、その後姿を見かけなくなったのはこういうわけだったのですね。

 最近はドイツのABBヘンシェル社製の機関車がメートルゲージの東部線で増備されています。


台車はアメリカGM製


運転台

 連結器はゲージごとに異なっています。ブロードゲージ(広軌)車両は英国式のネジ連結器で、車両の両端には左右に丸い緩衝器がついています。


ネジ連結器

 メートルゲージ車両は上下に動く鈎(かぎ)で引っかける形になっています。このため日本の自動連結器と異なりオス・メスがあります。これはJones coupler(あるいはchopper coupler)と呼ばれるインドで考案された連結器で、東アフリカや東南アジアでも使われています。

 客車は手入れが悪いので古く見えますが、多くは1970年代以降に製造されたものです。韓国デーウ社の台車にオーストラリア製の車体が乗っていたりします。

台車の銘板

DAEWOO HEAVY INDUSTRIES LTD.
MADE IN KOREA
1979


Copyright (C) 1998 Yasuyuki Sakai